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ドラッカー

 さて、ドラッカーを紹介していただいて、少しずつ読んでいる。最近印象に残ったのは以下のくだり。

「顧客よりもさらに重要な人たちがいる。ノンカスタマー、すなわち顧客になっていて不思議でないにもかかわらず、顧客になっていない人たちである。変化は、彼らノンカスタマーから起こる」

「では、このノンカスタマーを知るための方法は何か。それは外へ出て、見て、聞くことである。重要な情報は組織の内部ではなく外部にある」

 この文章を見るとき、やっぱりR25のことを思い出す。
http://unno.eshizuoka.jp/e256375.html

 R25のつくりかた
http://www.amazon.co.jp/R25のつくりかた-藤井-大輔/dp/4532260337

 R25が偉いと思うのは、とにかく潜在的読者となりえるM1層の声を愚直に拾ったところだと思う。

 新聞は「おじさんメディア」である。雑誌で言うなら「サライ」の読者層が主流だ。雑誌はもともと読者層が細分化されていて、若者雑誌を読んでいる層がおじさん雑誌に手を伸ばすということはあまりない。ファッション誌は年齢だけでなくセンスの違いでも雑誌が分かれてくる。

 ネットはもっと細分化されていて、様々な条件を組み合わせて自分に近づけた情報を得られる特性のメディアだ。そう考えると、ビジネスモデル以前に「自分の人生に都合のいい細かい情報が得られる進化した方」に若者はとびついていくわけです。

 で、そうなると、今まで通りに幅広い年齢層に情報を届けるには、みんなが自分のための情報をカスタマイズできる多様なコンテンツプールを持っていることが大事なのだが、なぜか既存の新聞社は日経以外その路線をきちんと取らない。ネット企業はYahooなどが出版社と提携していて、いつか雑誌コンテンツを提供してもらえるかもしれない体制になっている。

 関係ないが、映画で言うと、すでに5年前位か、ソフトバンク系の通信会社がハリウッドに赴き映画の版権を買いまくっていた(専門の社員をヘッドハンティングして)という話を聞いた。今家にビデオオンデマンドが普及し始めているが、まさにコンテンツの先物買いだ。

 それに対し、いつぞや新聞で「検索ばかり頼っている若者は自分の価値観に合った狭い情報しか得られない。だから網羅的な情報がある新聞が大事だ」ということを言っていた人がいたが、何か合っているようで間違っている不可解な思いがしている。その違和感はおそらく、「理屈のレベルであって、愚直な声がない」からなのかとふと考える。

「どうしてもアウトソージングできない分野として何が残るか。この問いに対するドラッカーの答えがマーケティングである。マーケティングこそ、あらゆる事業にとって不可欠の機能である」
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