ネットで見られる第二次世界大戦史料
12月20日付の新聞で興味を引かれる記事があった。
大戦の史料 ネット公開 米国立公文書館(NARA)
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200812200138.html
日本軍兵士の日記を含む第二次世界大戦の史料50万点が今月中無料で閲覧できる。行政が民間企業と提携して大規模なアーカイブの公開を行うのは日本で聞いたことがない。
公開先は民間企業Footnote社が運営するサイト。
http://www.footnote.com/
「Japan」で検索した結果がこちら。
http://go.footnote.com/results.php?query=Japan&category=ww2
NARAは所蔵する公文書のうち、約4500万ページの電子化をFootnote社に委託、5年間は同社のサーバー上で有料公開し、その後、NARAのサーバーで無償利用できるようにする協定を結んでいる(現在はNARAの閲覧室と分館でも無償利用が可能)。
先日、電子図書館に関するシンポジウムで、書籍のデジタル化の値段が非常に高く、図書館側の作業が遅いという話題が上っていた。米国も昔は行政まかせで、スミソニアン博物館が民間に電子化を委託する際に騒動もあった(らしい)。
Footnote.comは脚注機能を付けられたり、マイページで写真をコレクションできる機能が便利。
http://akihitok.typepad.jp/blog/2007/01/wikipedia_footn_65d3.html
また、利用者が文書を投稿する機能があるので、新たな貴重文書が見つかることをNARAは期待しているとか。米国はやっぱり進んでいる。