「裁き」の公開と公文書館
本日で一応の仕事納め(早いね~)です。29日で終わる会社も多いのでは。
さて、公開講演会の後も東京裁判60年の話題を。
9月11日から極東国際軍事裁判(東京裁判)の全記録のマイクロフィルム化が終了し、6千件の記録文書が見られるようになっていたそうです。被告の弁護人から集めた「弁護関係資料」は個人情報が多く、これまで非公開だったとのこと。
たけしが東条役のドラマが放映されたのは、終戦記念日前後に公開資料の中から東条英機のメモが発見されたことが関連したわけだと今さら知りました。
ところで、公文書館ははっきり言ってよく分からん。人生に関係ないと一度も行かずに終わりそうです。「図書館・アーカイブスとは何か」という本の中でも、日本が1987年になってようやく公文書の機能を規定する公文書館法を議員立法で制定したが、未だ認知度が低いという話が掲載されていました。
07年から公文書を民間企業と組んで公開しはじめているアメリカの話は日記にも書きましたが、一方ドイツはWikipediaと組んで公文書を広く一般に公開するそうです。
http://current.ndl.go.jp/e872
日本はマイクロフィルムで満足してていいのかッと思った次第。もっと広く裁判資料が公開されれば、東京裁判の議論も熱くなるかもしれません。もちろん公開範囲等の条件は議論した上ですが。
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